2022年度

福井県高等学校定時制通信制連合文化祭 (第33回福井県高等学校総合文化祭)

大会概要

福井県高等学校定時制通信制連合文化祭(第33回福井県高等学校総合文化祭)
 第66回連合文化展
 第71回生活体験発表会
 第63回ワープロ競技会

概要

実施日:10月22日(土)
会場:若狭高等学校
参加校:
 丸岡高等学校、大野高等学校、道守高等学校、鯖江高等学校武生高等学校
 敦賀高等学校、星槎国際高等学校、啓新高等学校、若狭高等学校

主催:
 高校定時制通信制教育振興会連合会
 県高校教育研究会定時制通信制部会
 県高校文化連盟定時制通信制部会

共催:福井県教育委員会
後援:小浜市教育委員会
   福井新聞社
   NHK福井放送局
協賛:公益財団法人げんでんふれあい福井財団

1. 連合文化展 上位入賞者(各部門とも最上段1名は最優秀作品賞受賞)​​

(1)書道部門 金賞9点



学 校 名 学年 氏 名 作  品  名( 題  名 )
鯖江高校 出口 愛子 臨 蘭亭序
大野高校 奥村 穂佳 林檎
丸岡高校 小林 芽生 臨・雁塔聖教序
道守定時 中西詩詠留 「皇甫誕碑」より
道守通信 安田 一輝 臨・李嶠詩残巻
武生高校 大塚穂乃香 黎明
敦賀高校 山下 桃香 臨  九成宮醴泉銘
啓新高校 宮川 実葵 蘭亭序
星槎国際 津田 陽凪 中秋名月

【講評】
若狭高校 芸術科 教諭 中道 佳宏

日頃の学習の成果が伝わってくる作品ばかりで、とてもていねいに、そして思いを込めて作品作りに取り組んでいる姿が想像できました。全体の3分の2を臨書作品が占め、古典に基づいた筆遣いが魅力的でした。残り3分の1が創作作品で、それぞれの表現に工夫がなされていて、楽しく見せていただきました。紙の大きさも、半紙・半切2分の1・3分の1・4分の1と、それぞれでした。また、掛け軸や仮巻き、額、パネル、和とじ本というふうに様々な形式でまとめていて、バラエティに富んだ展覧会となりました。今後も充実した作品作りを心がけ、書道の世界を心から楽しんでください。




(2)美術・工芸・写真部門 金賞10点



学校名 学年 氏  名 分 類 作 品 名(題 名)
道守定時 田中 理瑚 絵画 静物デッサン
大野高校 盛川 詩音 絵画 下校
丸岡高校 出口 唯奈 絵画 Aぇ!group
道守通信 勝見 光流 木炭画 笛男
鯖江高校 竹内 朱澄 絵画 泡色
武生高校 定永 志保 デザイン
敦賀高校 下川 珠奈 デザイン 健康で
若狭高校 藤田沙耶香 絵画 日常
啓新高校 畠中柊乃介 写真 ロクガツ ボウショ 皐月晴れ
星槎国際 白﨑 天海 絵画 NEON

【講評】
若狭高校 芸術科 教諭 橘 慶成

本年も絵画や立体、デザインや工芸、写真といった様々なジャンルから多彩な作品が集まり、充実した作品展になりました。
最優秀金賞の作品は、鉛筆で描かれた静物デッサンです。対象をじっくり観察し、ガラス瓶や鉄の缶、トイレットペーパーの質感もしっかり表現できています。瓶の丸みに即して映り込んだ窓の光の描写は、形やコントラストも良く、立体感とガラス瓶らしさを十分に表現できています。安定した3点の構成は空間をしっかりと表現できていて、デッサンといえども絵画作品として成り立つ良作となっています。
展示されている作品はみな、作る喜びを感じつつ様々な挑戦や修正を繰り返した跡が見ることができ、良い作品ばかりでした。表現にいたる過程は、試行錯誤を繰り返す毎に経験となって自身の成長の糧となります。そのような作品は他者に感動を与えます。今後も表現活動に磨きを掛け、芸術を楽しんでほしいと思います。




(3)被服・手芸部門 金賞10点



学校名 学年 氏  名 分 類 作 品 名(題 名)
丸岡高校 竹内 紗良 洋裁 ワンピース
大野高校 大橋かなせんば 洋裁 浴衣
道守定時 森永 庸平 洋裁 クールパンツ
道守通信 竹内あゆみ 手芸 刺し子ランチョンマット
鯖江高校 宮越 海斗 洋裁 エプロン
武生高校 松浦    翔 和裁 男物単衣長着(浴衣)
敦賀高校 山下 桃香 洋裁 エプロン
若狭高校 谷田 櫻花 洋裁 洋服小物
啓新高校 北出 緑里 手芸 ぱいなぽー
星槎国際 相原 由果 洋裁 ベレー帽

【講評】
若狭高校定時制 家庭科 講師 原田 明里

各学校大変時間をかけて制作に取り組んでいることがわかる作品ばかりでした。ワンピースや単衣長着や甚平などの大きな作品から刺繍や編み物、レジンを用いた細やかな作品など、様々なジャンルの作品が並んでおり、目を引かれました。
布の端の処理なども大変丁寧にされており、きれいな縫い目などから、心をこめてつくられたことがわかります。
最優秀金賞の作品は、ギャザーが均等に寄せられており、細部まで丁寧に作られていました。可愛らしいデザインからも、高校生らしさがあふれる作品となっていました。
時間をかけて作り上げた手作りの作品には、既製品にはないあたたかさがあります。今後もさらにいろいろな作品作りに挑戦してくれることを願っています。




2. 生活体験発表会 表彰者


優秀賞(1名)



学校名 学年 氏 名 演  題
武生高校 津野芹奈 「幸せの法則」

優良賞(3名)



学校名 学年 氏 名 演  題
道守通信 石岡朝陽 気付いたこと、目指すこと
鯖江高校 吉田歩美 歩美の歩み
敦賀高校 熊﨑北斗 「私が挑戦したいこと」

【講評】
敦賀高等学校 校長 山本 泰弘

それぞれが学校生活を中心とした自身の体験に基づき、真実味があふれ、個性輝く発表でした。聴衆は皆、心をゆすぶられたと同時に、すがすがしい感動をいただいたことに感謝します。不安や悩みについて自分自身と対話し、立ち止まるのではなくむしろそれを前向きにとらえ、勇気を出して一歩踏み出していくという内容が多くありました。そして、その経験を後の人生に活かし、諦めずに挑戦していこうとする強い決意を感じました。激動する社会の中で、皆さんの今後の活躍をとても楽しみにしています。ありがとうございました。

※優秀賞を受賞した津野芹奈さん(武生高校)は,令和4年11月20日に開催された「令和4年度第70回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会」に福井県代表として出場しました。

3. ワープロ競技会 表彰者

【団体の部】
 第1位  鯖江高等学校
 第2位  啓新高等学校
 第3位  敦賀高等学校

【個人の部】
 第1位  木村 妃奈 (鯖江高等学校)
 第2位  下出 最惠 (丸岡高等学校)
 第3位  宮崎 大海 (敦賀高等学校)

【講評】
丸岡高等学校定時制 教頭 片桐 哲也

令和4年度第63回ワープロ競技会に参加された生徒のみなさん,最後の一字一句まで集中して取り組んでいただき,誠に有り難うございました。
本競技は10分間という限られた時間の中で,より速くより正確な文字の入力が求められます。始めの合図の後,張り詰めた静寂の中,キーボードに向かう姿は真剣勝負そのものです。また,タッチタイピングをしている時の所作はたいへん美しく,見る者を惹きつけます。
今回の団体・個人戦入賞に関わらず,みなさんの健闘を心より讃えたいと思います。今後の更なるレベルアップを期待しております。
最後に,本競技の準備・運営に当たられた委員の先生方に感謝申し上げ,講評といたします。