第62回福井県高校英語弁論大会
令和4年10月1日、第62回福井県高校英語弁論大会が開催された。コロナ禍での開催も3年目ともなればその対応に多少の慣れは出てきたが、度重なる感染拡大の波のもと、不安要素がなくなることはなかった。今年度もコロナ対応として昨年度の流れを継承し「午前の部・午後の部の分散開催」「閉会式なし」「結果は後日各校主任宛てに送付」の形をとり来場数制限も継続することになったが、3年ぶりにコロナ前と同じ国際交流会館で開催することができた。
今年度より変更になった点が一つだけあった。全国大会で昨年度から導入された第2部におけるスピーチ後のQ&Aの県大会初導入だ。その実施にあたり審査員の先生方に公平かつ妥当な質問を吟味の上準備していただき大変意義深いものとなった。
今年度の大会全体の参加人数としてはほぼ例年通りであった。今年度も社会的な問題、自分自身の葛藤など聞き手に学びがもたらされる深い内容が多く、高校生の底知れぬ力を感じた。
また、今年は当大会の上位大会である東海北陸ブロック大会(令和4年11月 福井県国際交流会館)も開催され、県大会第1部1位奥村光樹さん(金津高)、第2部1位中島明美さん(足羽高)が本県代表として堂々とした心に響くスピーチを披露し、本県のレベルの高さを再認識した。
困難な状況の中でもしっかりと準備して大会に臨んだ出場生徒の皆さんに賛辞を贈るとともに、その指導にあたられた指導者、当日の引率者、会場関係者、審査員の先生方、長年にわたり厚くご支援いただいているライオンズクラブの皆さま、そして弁論委員会のスタッフの先生方に対し、厚く御礼申し上げます。来年度もさらに素晴らしいスピーチを拝聴できることを、また、新型コロナウィルスへの不安と緊張がすこしでも解消された中でこの大会が開催されることを願う。
主催 福井県高文連英語部会 / 福井県英語研究会 / ライオンズクラブ国際協会334-D地区5R
後援 福井県教育委員会 / 福井新聞社 / 福井テレビ
日時 令和4年10月1日(土)午前9時30分~
会場 福井県国際交流会館 多目的ホール
審査員
【第1部】村 香織(福井工業高等専門学校)/ 酒井 良輔(高校教育課)/ Simon Woodgett(義務教育課)/ Victoria Stanley(足羽第一中学校)
【第2部・第3部】吉田 三郎(敦賀市立看護大学)/ 長岡 亜生(福井県立大学)/ Matthew Hauca(仁愛大学)/ Emma Thomas(進明中学校)
部門別参加者・参加校数 計34名(15校)
【第1部 】22名(12校)
足羽、羽水、大野、金津、高志、仁愛女子、武生、武生東、敦賀、福井商業、藤島、美方
【第2部】7名(4校)
足羽、藤島、武生、武生東
【第3部】5名(3校)
奥越明成、福井農林、道守
審査基準 全部門全国大会に準じて審査する。
【第1部・第3部】Content50, English30, Delivery20 合計 100点
【第2部】Content50, English30, Delivery20, Q&A15 合計 115点
表彰 第1位、第2位、第3位:賞状、トロフィー 優良賞:賞状のみ
補則(ライオンズクラブ語学研修派遣)
・入賞者の中から若干名、ライオンズクラブによる選考会(令和4年10月実施)を経て福島県British Hills(民間語学研修施設)への派遣生を選出
・第1回派遣は令和5年度5月中旬、2泊3日予定
・当事業はコロナ前のライオンズクラブ海外派遣の代替事業として実施されるものである(翌年度以降のことについては未定)
入賞者 | |||
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第1部 | 1位 | 奥村 光樹 | 金津高 |
2位 | 辻 昊実 | 羽水高 | |
3位 | 北川 空来 | 大野高 | |
優良賞(発表順) | 荒木 里 | 高志高 | |
安部 萌奈 | 仁愛女子 | ||
吉川 彩月 | 藤島高 | ||
塚﨑 真子 | 武生高 | ||
有園 ガブリエレ | 足羽高 | ||
岡﨑 紫乃 | 福井商 | ||
髙橋 飛翔 | 武生東 | ||
第2部 | 1位 | 中島 明美 | 足羽高 |
2位 | 湯川 歩美 | 武生東 | |
3位 | 玉邑 苺依 | 武生東 | |
優良賞 | 芝 エンゾ | 足羽高 | |
第3部 | 1位 | 青木 実理歩 | 道守高 |
2位 | 木戸 泉里 | 福井農林 | |
3位 | 浦松 美空 | 若狭高 |